大量の積み円盤を消化する① ~Photograph (Poppin'Party)~

こんばんは!Soitanです。

8thLIVEに参加した帰りに、中古ショップで円盤を大量購入しました。最近では新譜もたくさん販売されていますよね。しかし中々鑑賞する機会に恵まれませんでした……

2度目の緊急事態宣言を経て、再び自粛ムードになった今が消化するチャンス!!!ということで、購入済みのCD, DVD, BDを紹介しつつ感想を語っていきたいと思います。

 

 

Photograph

Photograph、私の家にも届いておりました。カードは香澄ちゃん!うぅ~かわいい……

ジャケットは珍しく沙綾と香澄を強調したデザインで、趣が異なります。というのも、今までジャケットは5人横並びのデザインしかなかったそうで、色々な考え方があるみたいです。CPのオタクではない只の沙綾オタクには美味しく頂ける

 

Photographはポピパ16枚目のシングルで、ガルパのイベントストーリー2種で追加された楽曲が収録されています。表題曲のPhotographは、パンフレット作成を通じてポピパの“日常”(過去・現在・未来)に焦点を当てるイベントストーリーに沿った曲となっています。

 

ここで言うPhotographとは、写真というデータあるいは物、ではなく記憶・軌跡・“日常”と解釈するのが適切なのかなと思いました。

写真用語に記憶色という言葉があります。記憶色とは人がイメージとして記憶している色のことで、人は一般に実際の色より鮮やかに記憶しているといわれています。(写真はその記憶色に沿うように調整されている) Photographはこの概念を基礎にしていると思われます。

 

ファインダー越しの世界は、カメラを通して見ることのできる世界(内部)です。これは物語にも当てはまると私は思っていて、物語で語られていない部分に、創作の余地(外部)があるのだと考えています。ポピパの日常も普段気づくことのできない潜在的な現在にこそ希望があるのだと思います。

潜在的な現在を写すためのフィルムは何枚あっても足りないですが、キラキラドキドキを有していれば(永遠のキラキラドキドキカメラを胸の奥にしまっていれば)、きっと夢は手に入れられるのだろう、とそんな予感を感じさせてくれます。

 

以前までの考察を経て、“香澄の感じたホシノコドウは大切なものに向ける願いや思い”≒夢を、“キラキラドキドキはそれを持っている心の状態あるいは掛け声”なのだと考えています。*1

ミライトレインで歌われているように、今のポピパは同じ景色(夢)を見つめて走り続ける電車の乗客であり、その電車の線路(みち)は未来へと続いています。これはありふれたことではなく、原点となる過去と、過去となりし現在と、いま・ここと、そしてその先にある未来を、輪郭を持った一連の歴史として確信できなければ、成し得ないものだと思います。

 

初めて校舎に入り肩が触れたその瞬間から撮影が始まり、そしていま・ここの時点まで撮影は続いています。Poppin’PartyのPhotographはこうして形作られているのです。

そして、これからもこの関係を続けていきたいという希望の先に、とびきり美しい写真が待っていることでしょう。

 

感想

ミライトレイン浴びちゃったらPhotographじゃ全然満足できないよ……とか言ってたのに、ブログ書き始めたらがっつり語ってしまった……笑

写真が色を写しているだけではなく人の思い出を写しているように、ポピパの楽曲はリズムを与えているだけではなく、物語を提供しているんですよね。6年分の文脈が厚すぎて、もう何やってもエモくなる……

 

ポピパのキラキラドキドキ概念を知ってからというもの、人とコミュニケーションをとることが全てこの文脈で捉えてしまっている自分がいます。関係性オタクの末路という感じですが、あらゆる関係が尊いものに感じることができ、人生は豊かになったと間違いなく断言できます。

Photographは、そんな関係性オタクとなった自分を歌ってくれているようにも感じ、今の自分を素直に肯定できる優しい曲だな……と感じています。