ブログを書くこと【週間日記 #18】

インターネットでは、ブログで書きたいことがなくなった、という話が話題に挙がっていた。これについて、今週は書いていきたい。

 

 

ブログを書くこと

ブログを書くということは基本的に虚無だと思っている。まるで、広大な宇宙に存在するかもしれない宇宙人に向かって恋文を発信するかのように、数%の夢を見て孤独に書き続ける。

 

欲求

それでも人はブログを書くのだから、なんらかの強い欲求なくしてはあり得ない。

 

一番わかりやすいのは、承認欲求だと思う。自分の存在を誰かに認められたくて文章を書く。顔の知らない誰かであっても、自分の書いた文章が評価されれば多かれ少なかれ嬉しい。

アフィリエイト目的でブログがもてはやされた時代もあったらしい。お金は明確な目的になり得る。文章を書くだけで儲かるならこんな嬉しいこともないけど、残念ながらそんな夢みたいなことは滅多になく、現在は下火である。*1

仕事だから書いている人も多いだろう。無名声優が毎日ブログを更新して、熱心なオタクとコメントを交換してファンを獲得していく、というのは昔からある定番の手法だと思う。人気が出ればコメント欄を閉鎖し更新頻度が落ちていく。

 

目的が達成されたとき

ブログが、強い欲求=目的を叶えるための手段なのだとしたら、目的が達成されたとき、人はブログを書かなくなる。“ブログで書きたいことがなくなった”というインターネットの話は、承認欲求が無くなりブログを書く動機が無くなってしまった、という話だった。

 

これを読んだとき、私は祝福したいなと思った。

だって、“ブログで書きたいことがなくなった”というとネガティブな響きに聞こえるけど、強い欲求=目的が達成されたのであれば、それは幸せなことなんだと思う。更新されないことは不幸だけど、夢が叶ったことは幸福である。

 

翻って

翻って私は……

私はまだまだブログが書きたい。

 

私がブログを書く理由

そもそも私がブログを書くのは「自分の体験を言語化して保存することで、未来の自分に何か生かせるようなものを残したい」からだ。これは昔から変わっていない。

自分の文章に共感してくださった方との関係によって前に進めたことが沢山あったし、逆に価値観の違いに悩むこともあった。結果として良いことも悪いことも両方あったけど、全てはブログを書き続けてきたからこそ得られた経験なんだ。

 

3年間言語化して残してきたことで、退廃的な生き方だけでなく、自分の人生を歩んでみたいと思えるようになった。自分を素朴に出せる、このブログという媒体が好きだ。

 

まだまだ目的達成にはほど遠いな、と思う。これから何を悩みながら社会をやっていくのか、自分でも未来はわからないけど、ブログを通して表現していくことは今後も変わらないんじゃないかなあ。焦らず社会をやっていこうぜ。

 

もう丸3年くらいネットで文章を書いているらしい。なかなか狂人だよな、と自分でも思う。

傍から見たら毎週毎週文章を書いてるのって痛いやつなんだよな…「奇怪な人を楽しむエンタメ」として消費してくれよ……笑

 

 

 

 

*1:ちなみにこのブログは無料ブログなのでアフィリエイトはついていないです。(広告はサイト運営会社の物です)