アルバムの新曲を聴きながら感傷に浸る

 推しちゃんの新アルバムの発売が今月末に迫っていて、彼女のラジオでも新曲の一部公開が始まった。

 

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 私が最も驚いたことは、その直球の歌詞である。「Stone Cold」では「自分を信じられるのは自分だけ」というテーマ、「Don't need color」では「個性に悩む私」というテーマだそう。どちらも重めのテーマではあるが、間違いなくご本人を司る要素だろう。インタビューや楽曲で、昔からその要素を小出しに提示されていたが、ファンを不安にさせまいとあまり直接的な表現にしてこなかったイメージだった。だから、今回ファンのことを凄く信頼して下さっているんだなあ……と素直に感傷に浸ってしまった。

 

 ずっと島村卯月と共にいたから、「明るく元気で笑顔」だが「個性に悩む」のだろう。でも、自分を信じられるのは自分だけと思わせるに至った、「明るく元気で笑顔な」パブリックイメージと本人とのギャップによる苦悩や葛藤は、『Lumière』と『Étoile』で解決させているし、個性については、2ndや3rdアルバムでダンスナンバーや失恋曲、ドラムやロック楽曲など多彩な才能を開花させている。今回の4thアルバムでもラップやメタル楽曲に挑戦されているし、そのストイックさは健在だ。

 

 

 そうしたお姿に感銘を受けたから、私の推しなんだよ。

 初めて演じたキャラクターのイメージがパブリックイメージとして定着することで個性に悩み、苦悩や葛藤を味わった推しが、マルチな才能を伸ばすことで自分自身を成長させる姿に、私は日々勇気づけられた。この推しの解釈像は、私にとって生きる上での理想のマインドセットで、私の人生観の中に取り込まれている。だから大丈夫。