2024年 VTuber のライブに参加してきた雑感

 去年からアニソンフェス系のライブに VTuber の方が参戦されることが増えています。そんな縁もあり、今年は VTuber のソロライブに行くことにしています。この記事では、 soitan が2024年に参加した VTuber ライブの感想まとめです。

 

 

朝ノ瑠璃 1st ワンマンライブ「謳歌爛漫」

 昼公演現地、夜公演配信で視聴。

 新年1発目は忍者系 VTuber 声優の朝ノ瑠璃さんのライブに参加してきました。私が初めて瑠璃姉さんを知ったのは、周年祝い因幡はねるさんから動画でセクハラされる、瑠璃姉さんの切り抜きを見たときだった記憶があります笑。swing,sing というジャズコンテンツに朝ノ瑠璃さんが参加されるということで改めて注目し、六本木のクラブで声優の machico さんに負けない素晴らしい歌唱を披露されていて本当にびっくりした思い出があります*1

 そんな経緯もあるので瑠璃姉さんが歌バカ上手いのは知っていましたが、ライブの盛り上げ方もめちゃめちゃ上手くて、自然と全力でコールできたのが本当に有難かったですね。トモシビライズの跳びポでちゃんと跳んでいるのとか素直に偉すぎ。

 個人的に好きだったのはライブ中盤の演出でした。私は元声優オタクなので声優ライブによく行くのですが、「声優ライブの一番面白いところは、声優はアーティスト活動が本業ではないために、声優ソロライブを行うためには“歌うための理由”が必要になり、ライブを通じて“私(演者)が歌う理由”をファンに向かって伝えること」だと考察しています。そういうわけで、私が声優ソロライブに参加するときには上記の話を念頭において参戦する、ちょっと面倒くさいタイプのオタクなのですが、「数多の VTuber が存在する現在の VTuber シーンの中で朝ノ瑠璃を選ぶファンを大切にしながら、今後も活動を続けていく決意を、声優活動で知り合ったガイアクルーの方々と演じる演出」は、今回のライブで私が求めていたものそのものであり、本当に感動しました。また、ライブ中に実際に YouTube 上で配信を始めてしまうという演出は、VTuber でなければできないものであり、 VTuber でありながら声優でもある朝ノ瑠璃さんにしかできない演出がとてもぶっ刺さりました。

 私は「ベテルギウスの夜に」が好きなのですが、演劇パート+「あさがおの詩」で““感情””になった後に歌って下さるという北川勝利楽曲の一番美しい使い方をしていただいたので、もう何も言うことはないです。

 

SorAZ Major Debut Live「First Gravity」

 昼公演現地、夜公演配信で視聴。

 私の推しである AZKi さんのメジャーデビュー初ライブである SorAZ のライブに参加してきました。抽選に外れたときには本当にショックで、「First Gravity」の情報を入れたくないレベルで落ち込んでいました。しかし、そらまめの皆様の縁もあり、チケットを拾うことができて本当に有難かったです。ありがとうございました。

 推しなのでもう全曲バチバチに予習してライブに臨んだんですけど、本当に最高でしたね。開演前までは、「清楚系の演者のライブなので控えめにペンライトを振った方が良いかな……?」と思っていましたが、隣のオタクがロウきゅーぶ!のライブ話をしていたので、安心して多動できました。

 本日のお目当ては「MAG-NET」と「いけないんだ」でした*2が、今回のライブの世界観を伝える口上*3の後に、“シンデレラ衣装”で披露してくださいました。もう本当に美しい歌唱に酔いしれました。お互いのソロ曲を歌うパートでは、あずきちお馴染みの猫楽曲でコールできて楽しかったはずなのに、そらちゃんの「エレクトリカル・サーフィン」にドはまりして帰ってくる開拓者⚒️です笑。後日談配信を聞いてたら、どうやら「エレクトリカル・サーフィン」はあずきちの助言らしく、自分は推しと音楽的趣味がばっちり合っているんだなあと驚きました(こんなことは滅多にない)。後半はコール楽曲のセトリだったので今日一番の声を出しましたね。特に恋愛コスモロジーはペンライトが邪魔なので素手で。跳びポでちゃんと跳べたので悔いはありません*4

 ホロ現場はヴァイスライブの miComet を除くと初めての現場だったので不安しかありませんでしたが、比較的年齢層も高く*5、慣れ親しんだ雰囲気の中、周囲と勝ちを共有できたことが幸せでしたね。そらあずはいいぞ。

 

棗いつき 2nd LIVE “パラレルショット”

 夜公演現地。

 思ってた以上に多動と声出しをしたおかげで満身創痍の中、流れるように川崎から渋谷へ移動してきました。こちらは1stである程度の現場の雰囲気を掴んでいたので、いつき氏の助言通り、最後方のゆとりスペースを確保しライブを待ちました。

 堀江・「名前のない怪物」・「unravel」 など安定感のあるセトリでゆらゆら身体を動かしつつ、なんか周りの雰囲気違うなと若干のジェネレーションギャップも感じつつ。いつき氏の曲で「ハッピーエンフォーサー」が一番好きなので、序盤からテンションMAXで楽しみながら物語が進行していきました。昼公演に行っていなかったので静観していると、みんなが勢いよく「×」と叫んでいたので、なんだか大変だなと眺めていました。「Limitless」以降は前方もボルテージが上がってきて、セトリ後半まで続いていった印象です。ラストは「AIとCodeQの果て」だったわけですが、「AIとCodeQの果て」が流れてきた瞬間、“これがやりたかったのか、いつき~~!”と頭の中でアハ体験が起こりました笑。実際、改めてセトリを眺めていると、ライブの物語を説明するかの如く楽曲が選択されていて、非常に考えつくされたセトリだったというのが伝わってきます。私は物語性のあるライブが大好きなので、「こういうのはもっとやってほしい!」と素直に思います。ちなみに今回のライブでは、「Spider Girl」がノれて楽しかったです!後方最高!*6

 

角巻わため 2nd Live「わためぇ Night Fever!! in TOKYO GARDEN THEATER」

 土曜のライブの興奮が冷めやらない中、有明ガーデンで行われたのがわためぇのライブです。有明ガーデンはポピパ*7の聖地であり、過去何度も訪れた思い出の地です。ここまで声優系・歌手系・物語系とタイプがバラバラのライブを観てきたので、超大手 VTuber 事務所のカバーが制作するVTuberのライブはどんなものなのか、とても楽しみにしていました。

 まず会場に入って驚いたのは生バンドだったことです。今までのライブはオケを使用していたので、特に音響が良いと評判の有明ガーデンで、生バンドの演奏を浴びることができて大変興奮しました。

 わためぇのライブを一言で表すと、お客さんとのコール&レスポンスを主体とした「双方向コミュニケーションライブ」という感じでした。一般的に、一流の VTuber は皆お客さんの声を拾うのが上手く、MCでは客の厄介コールでさえ積極的に拾っていく傾向があります。しかし、わためぇのライブはそれだけでなく、ライブの曲全体をコール&レスポンス主体にすることで、まるでわためぇの配信空間にリアルに参加しているような、ファンとわためぇが一緒にライブを作っているような感覚を味わうことができました。幕間でギリわたシリーズの動画を入れていたので、まさにそういう体験を味わってもらうための仕掛けだったのだろうと感じます。

 私は、「mayday,mayday feat. Mori Calliope」 が今日一番の盛り上がりで、この楽曲を楽しんだ後の 「What an amazing swing」 →「WataMeister」 は流石に天を仰ぎました。しかもアコステの 「Holidays!」がまた…良すぎる…… ラップの歌いこなしからアコステで魅了するギャップが特に魅力的でしたね。

 ドラムを披露したり、リアルのタオル回しを3Dにはめこんだり、客側の映像を3Dの映像と合成したりとカバーの技術力も存分に体験できて満足でした。素晴らしいライブでしたね。

 

藍月なくる 1st LIVE “クラリムステラ”

 現時点今年No.1の神現場でした。単独記事に起こしているので感想はこちら↓

lativior381.hatenablog.com

 

La prière 1st Live Tour 『SPLASH the TONE』

 東京振替夜公演現地。

 Zepp DiverCity(Tokyo) で行われた La prière のライブに参加してきました。前回のライブも DiverCity で行われたので、約1年ぶりに戻ってきた形です。アルバム『Glowings』を引っ提げてさらにパワーアップされた、らぷりのライブを楽しみにしておりました。

 私の今日一番は、「richromatic-prayer」からの「永訣のGemini」でしたね。「richromatic-prayer」の落ちサビの跳びポを楽しみにしていたので、現地でしっかり跳べて良かったですし、その後に「永訣のGemini」が流れてきて、まさかの2連跳びポ!!! 本当にセトリを考えた人に👏👏👏

 今回は、後半の感動パートが沁みました。「それは世界を越えて」「羽ばたく君へ」「Triptych Symphony」など、 La prière を物語る楽曲群たち……そして、ラストの「Chronologue」で、本当にらぷりのライブが終わってしまうのか……と寂しい気持ちになりました。らぷり3人のそれぞれの活動が正念場を迎えている中で、らぷりを見届けることができて本当に良かったです。ありがとうございました🎉🎉🎉

 

 

*1:swing,sing の運営はなぜか音楽に真剣すぎるので、本当にお勧めです

*2:演者は「いけないんだ」→「MAG-NET」推しで、正直びっくりしたよね

*3:そらちゃんが思ってた3倍フリーダムで笑ったし、後日談であずきちに「赤ちゃん」って言われてて笑った

*4:周りの皆さんを驚かせてしまったかもしれません……すみません🙇‍♂️

*5:年齢層が高いと安心して多動できるから良い

*6:縦ノリ横ノリ咲いても怒られないし今後も後方安定ですね

*7:Poppin'Party - Wikipedia