BanG Dream! 7th☆LIVE Poppin’Party 「Jumpin' Music♪」ライブ感想

どうも、Soitanです。

今回はポピパ7thライブの感想を書いていきたいと思います。今回は初の現地ということでLVの時とは違う感動を体験したいと思っておりましたが、そういう次元で語る以上の素晴らしいライブで圧倒されました。いや~~マジで凄かった。

※追記 19/02/25 感想を追記しました。

 

 

※長文注意

※ライブ終わりの興奮冷めやらぬまま書いておりますので、遠慮のない表現で不快にさせてしまったら申し訳ないです。

 

 

セトリ

1. 二重の虹

2. Happy Happy Party!

MC1

3. 君じゃなきゃダメみたい

4. only my railgun

幕間1

5. 花園電気ギター!

6. どきどきSING OUT!

7. B.O.F (Acous.)

幕間2

8. 遠い音楽~ハートビート~

9. す、好きなんかじゃない!

10. ぽっぴん'しゃっふる (Acous.)

11. チョコレートの低音レシピ

MC2

12. キミにもらったもの (Acos.)

幕間3

13. What's the POPIPA!?

14. Time Lapse

15. ティアドロップス

MC3

16. 1000回潤んだ空

MC4

17. キズナミュージック♪

アンコール(幕間4)

En1. CiRCLING

En2. Jumpin'

 

全体の感想

今回セトリ予想を初めて行ってみたのですが、予想以上にエモ曲に傾いていたので心が持つのか心配だったんですよね。案の定持ってかれたし、なんなら大橋さんの幕間映像の時点で既に泣いてるから、エモ曲の度に震えてしまって感情が追い付かなかった。

元々あまり感情で動くことの無いタイプの人間なので、5thライブを始めて観た時に、感情が突き動かされるような経験をして、この経験を味わいたいから、正体を知りたいから、ポピパ考察もするしポピパライブも行くようになった。

そんな経緯があり、ライブ中に複数回も感情に揺さぶられたのは本当に凄いライブだったんだなと改めて感じます。

 

座席が1階南西だったため、西本さんのベースが一番よく聴ける位置でした。現地とLVの一番の違いはベースの違いだと思うので、本当に場所に恵まれたなと思います。(今までの感想でベースの良さに触れられないもどかしさを感じていました)

エモ曲のオンパレードのセトリに、ベースは低音で直接身体を震わせて来るので、身体が持たない笑。特にライブ後半で愛美さんのギアの上がった力強く感情的なボーカルがエモーショナルにど迫力にドーンとくると、その熱量に圧倒されました。

 

そのセトリですが、様々な要素が盛り込まれていました。

アニメ2期要素はもちろん、ガルパ要素(カバー)、アコースティック要素、最新SG要素、4thライブ要素、5thライブ要素、アガる要素、そして“ポピパらしさ”要素など多岐に渡ります。今回のライブは今までのライブ要素を踏襲しつつ、ポピパらしさに大きくスポットが当たったところが新しかったと思います。

 

“ポピパらしさ”というものが本当に難しくて、“キラキラドキドキ”以外に公式に認められているものがない。だから、たくさんの人がポピパらしさというものの言語化に苦労して、でも何となくこんな感じっていうものを共有していて、そんな不安定な概念です。

 

当ブログも5thライブや6thライブで感じた感動がうまく説明できなくて、その感動がどこから来ているのだろうと悩んだ末に、楽曲で見るポピパ考察を始めています。5thのCiRCLINGや6thのキズナミュージック♪には特に“力”を感じました。*1

キズナミュージック♪という楽曲を深く考察して、キャラポピパの目指すべき方向性はだいたい説明できるようになりましたが、リアルライブの方向性は考えていませんでした。これは愛美さんが昔から「帰ったときに“楽しかった”と言えるライブにしたい」とおっしゃっていますので、それが方向性だと自分は勘違いしていて、あまり深く考えていなかったということです。

 

アニメ2期のポピパと同じように、リアルポピパでも“ポピパらしさ”とは何かを考え、悩み、向き合い、ライブで示してくださったのは本当に嬉しかったです。

 

コンテンツ系の声優ライブでは、「○○さんの歌声がよくて○○ちゃんが憑依しているように見えた」と讃えることが多いと思いますが、個人的にはこれがあまり好きではなくて、声優<キャラ が見え隠れしてしまうからです。しかし、バンドリはこれだけではなく、「○○さんの演技するキャラに○○さんの人間性が投影されているように見えた」とか「○○さんの言動に○○のキャラの性格を感じた」いう部分が随所にあって、それらが混ざり合うと、感動がわあ~~っと何倍も大きくなるように思えます。

7thライブはMCのふとした会話の中に上記が見え隠れしたり、キャラの演技をする際に上記が見え隠れしたりして、小さな感動が止まらなかったです。これはキャラになりきっている時でもMCの時でも、キャストのイメージとキャラのイメージがグルグルグルグル回っているような感覚で常に10人いるような複雑な気持ちです。キャラのポピパとリアルのポピパは全然違うのに。

 

これがポピパの“解釈の一致”かな。プロフィールはキャラとキャストで違いますが、ポピパらしさを共有しているものとして認識する。(例えば有咲はちょままですが、伊藤さんはちょままではない) だからシームレスにポピパの空間を味わうことができた。

“キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト バンドリ”を感じた瞬間だと思います。

 

4thのような鬼気迫るようなライブも素晴らしいですが、7thで見せた無邪気さとかっこよさの共存と感動的なVoが“楽しさ”であり、自分の思うポピパらしいライブなのかなと思いました。

 

今回、スタビやイエバンを採用しなかったことは画期的だと思っています。2つの曲はともに初期の曲ですが、バンドリコンテンツの根幹となる大切な曲です。しかし、ポピパらしいライブを語る中で、これらが必要になるか?と言われると疑問です。それよりもCiRCLINGやキズナミュージック♪、二重の虹のような楽曲たちの方がポピパらしい。これはキズナというバンドリのテーマに対して、CiRCLINGのような輪を広めていくのがポピパらしさであるとこのブログでは結論付けたからです。

 

ポピパは、キャストさんが描くイメージ、スタッフさんが描くイメージがあると思いますが、ファンが描くイメージも同じ方向を向いているように感じます。

特にCiRCLINGは今回のセトリ予想に入れませんでしたが、やってほしい曲でした。だから、次の曲がCiRCLINGと分かったときに周りのオタクが叫んだのが凄くほっこりしたし、ポピパイズムをみんなで共有できている嬉しさみたいなものを噛み締めながらペンライトの輪を作ったのを覚えています。

 

だから、武道館の中心で5人で輪になってポピパへの愛を叫ぶところは本当に感動しました。ステージで見せない苦労が沢山あることは容易に推察できるからこそ、キャストの皆さんがずっと笑顔だったのが、本当に楽しいんだなという気持ちになって、こちらも自然と笑顔になるというか。そんな素敵な空間だったと思います。5thや6thで見られたポピパらしさの片鱗が7thライブでより具体的になったなあと感じました。

 

曲ごとの感想など

最初は、二重の虹とHHPでしたが、どちらとも“今を楽しく”を歌っている曲です。そんな二曲から始まるライブは改めて今までのライブとは違うものになることを予感させるものだったのかもしれません。

カバーは君ダメとレールガン。大橋さんの「ポピパじゃなきゃダメみたい」の掛け声で始まるのは、大橋さんが君ダメが好きなことを知っているし、ポピパに対する思いを叫んでいることという2つの事実がありますから、特にグッときました。

その後、5thのセクシー2、ベイビー3のコンビでキャラソンの歌唱とアコースティックでの演奏がありました。

 

演奏技術に関しては6thの時点で度肝を抜かれているので、特に注目する点はありませんが、安定感と音数が増したことはひしひしと伝わってきました。この安定感というのは気持ちの問題という意味で、すごくのびのびと演奏されているように見えて余裕を感じました。これはたくさんのライブ経験を経たポピパだからこそのパフォーマンスだなあと強く思います。

これが強く表れたのがぽぴしゃだと思っていて、ミスをした際に卒なく戻っていったのがとても自然でした。その時の3人の表情が本当にポピパを感じるもの(クライブ感)で、感慨深いものがありました。

 

今回、西本さんを一番見える場所だったのでよく見ていたのですが、ライブパフォーマンスが凄くかっこよかった。決めポーズをするタイミングの時にバッチリ決まっていて可愛かったし、演奏では全身を使って演奏しているようなイメージでかっこよかった。このギャップがとても心地よかったです。また、ベースの低音は直接身体を震わせてくるから、感動が5割増くらいになりました。*2 これはLVでは味わえない贅沢です。

 

キミにもらったもの、1000回潤んだ空もとても良かったです。キミにもらったものは初披露の曲、1000回潤んだ空は3rdの失敗がありますから、聞きたい曲ではあるが叶わないだろうと思っていました。だから嬉しかったし、意外でもありました。この2つは特に愛美さんのVoと伊藤さんのキーボードが映える曲だから凄く心地いいのです!キミにもらったものはアコースティックだったのが落ち着いて聞けて良かったです。

 

What's the POPIPA!?は今回凄く楽しみにしていた曲だったので1番だけでも歌っていただけたのがすごく嬉しいです。CDを買う前から(これ弾きながら歌うのか⁉)と思っていたので、歌唱だけにしたのは負担が減るので良かったと思います。キャラソン紹介→What's the POPIPA!?のセトリが完璧です。

 

続くTime Lapse、ティアドロは王道の盛り上がり曲。この辺りの盛り上がりはマジでヤバかった。ティアドロの色変えがキマっていてペンライトの海が凄く綺麗でした。

 

幕間映像の話ですが、インタビュー形式でとてもありがたかったです。特に過去の特徴的なシーンを切り出して本人に聞くっていうのはオタクにとって凄く嬉しい話で、キャストさんがどういう気持ちでコンテンツに臨んでいらっしゃるのかわかります。ドラマ性を求めているというのはその通りで、左手でキャストの体調の心配をしながら、右手で曲数の少なさや間延びで文句を言うのがオタクの性質なんですよね…ファンの意見を聞きながら試行錯誤をして作られたんだなというのがわかるので、今回はネガティブな感情はありません。

体調を気遣って、前半省エネモードで後半から全力になるようなセトリの組み方は正解だったと思うし、これからも続けてほしいなあ… 個人的な意見ですけど、全部全力で曲数が少ないよりかは、前半省エネで曲数稼いで、後半で全力で演奏するスタイルの方が好きです。やっぱり結構な大金を払っているので、たくさんの曲を聞きたいです。そのためには歌唱だけの曲を増やしても問題ないと思います。個人の感想ですが。(後半より前半の方が嬉しいかな…)

 

大橋さんのプロ意識の話が凄く素敵で、尊敬しているところです。*3 そうなんだけど、自分が参加した5th以降のナンバリングライブで毎回ウルウルされているのが好きです。今回もキズナミュージック♪の前の一人一人の挨拶で、大橋さんが少し涙声での挨拶だったため、愛美さんや西本さんが驚いて振り返っているのを見逃しませんでした。1000回潤んだ空は沙綾を歌った歌だからかな?…

6thライブから立奏形式の演奏が増えたと思います。ずっと負担を減らすためだと思っていましたが、パフォーマンスができるという面もあったというのは気づかなくて凄く驚きました。実際、ドラムを叩く箇所が減った分、存分に客を煽っていて、またジャンプしながらリズミカルに叩かれていて、それがとてもとても楽しそうだったから、自分も自然と嬉しい気持ちになりました。

 

キズナミュージック♪、CiRCLING、Jumpin'は本当に今と未来のポピパという感じでめちゃめちゃ楽しかったです。このブログでCiRLINGやキズナミュージック♪が醸し出すポピパらしさについてずっとずっと考えていて、何度も何度も聞いていて大好きな曲です。7thライブはキャストさんがポピパらしさについて考えて、その結果としてのこの2曲の演奏にすごく感動しました。キズナミュージック♪やCiRCLINGはまた聞きたい曲です。自分にとってとても大切な曲です。

Jumpin'で終わるのが新たなポピパを感じて気持ちよかったです。サイサイさんとの対バンが企画されて、また一つ大きな箱でのライブということで期待が高まりました。

 

まとめ

今までのライブだとアンコール前後が凄く感動的で印象的だったのですが、今回のライブは最初から感動しっぱなしですごく楽しかったし嬉しかった。たぶんそれが、ポピパらしさを再構築した結果なのかなと思いました。自分はキャストさんの考えるポピパらしさに凄く共感して、共鳴したわけですが、逆に今回のライブであまりそれを感じることができなかった人はポピパのライブが合わないのかなと思いました。煽りとかではなくて、RASやRoseliaとは違うポピパらしさがあったので、RoseliaやRASのライブに参加してみたらまた違う感想が得られると思います。

キャストさんが終始笑顔だったのがずっと心に残っていて、本当に楽しかったんだなあって。あの飛び切りの笑顔は、本当にファンも笑顔になります。

 

※追記

アコースティックで大橋さんがカホンを使って演奏されてたの良かったですよね。PROGRESSライブの時に「いつか私も使いこなせるようになりたいなあと思いますね」みたいなことをおっしゃってたので*4、叶ってよかったねという気持ちと手で演奏しなくて良い楽器なの⁉という驚きがありました。

3rdライブでRoseliaに話題を持ってかれて悔しいと愛美さんがおっしゃってましたが、実際Roseliaはもちろん5バンドの中でも現時点で人気が低いことはポピパファンも気にしていることだったので、それを語れるようになるくらい自分たちのバンドを誇れるようになったのは嬉しいと思いませんか。

*1:5thのLight Delightは特別な文脈があったので除外

*2:感動による震えとベースによる震えは同じ震えに感じるため、より感動しているように錯覚するということ

*3:ちょっと沙綾性を感じる

*4:うたたねのラブソングの後。見返したらMCがめちゃくちゃかっこよかった