週間日記 #12

今週はReSTARTING!!とポピパ3章です。ポピパ3章はネタバレ有です。

 

 

ReSTARTING!!

CD届いたぜ。3曲ともよきよき。

ReSTARTING!!は前にもちょろっと書いたとおり、ダメから入るところが本当に最高。おっと思わせたい為に意識して「ダメだきっと」という歌詞を最初に挿入されたみたい。やっぱりあの歌詞いいね……

CPの2曲についてもよかった。3曲暗めで笑ってしまったけど、それが良いんだよなあ。世の中的には暗いこと話すと大丈夫?って心配されるものだけど、正直その感覚がいまいちわからない。ナチュラルのテンションが低めだからいつも通りだよねって感じ。伸び伸びと暗いからそれが好き。

 

ミニライブ最高だった。生で聴きたいなあ…… 表情良かったし、セカンド出るしで良いことずくめ。ライブはほぼ確実に参加します。這ってでも行きたい。

 

ポピパ3章(ネタバレ有)

最高だった。個人的にはガルパイベストの中でも過去最高に好きかもしれない。ポピパオタク向けな良さももちろん嬉しかったけど、ストーリーにとにかく感動した!!!

感じたことを項目ごとに語っていこうと思う。

 

バンドリ

ガルパが“バンドリ”のイベントストーリーをやってくれた。これが一番うれしい。“バンドリ”とは「キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト」だと思っていて、3次元の文脈と2次元の文脈を混合させるコンセプトに感動してバンドリオタクをやっている。

ライブは音楽を楽しむものだが、個人的にはバンドリの文脈を浴びるために参加しているところもある。アニメが続いていく度に、次はどんなライブ文脈が回収されるのだろう、2次元のポピパが同じ状況ならどういう動きをするのだろう、とワクワクして楽しみにしている。

 

ガルパはそういう要素は重視しないスタンスなのかなと思っていたので、今回のイベストは正直意外だった。配信ライブのストーリーは、コロナ禍の3次元では直球で関わっている問題だ。これがもし2次元ポピパなら……というオタクの妄想が、ガルパ3章のイベストとして公式にお出しされたことに幸せがあった。

 

ポピパ

3期の武道館ライブを経て、メンバー全員がポピパに積極的になってて泣きそうになってしまった。

配信ライブがしたいと発言する香澄は相変わらずすごいし、同調していくおたえも好き。「私たちの成長した姿を観てもらいたいし、ライブの楽しさを知ってもらいたい」と燃える沙綾も好き*1だし、オーナーに気持ちを一生懸命伝える有咲も好きだし、やっていきのりみりんも好き。

結局答えは出なかったね……って正直なポピパが好きだし、でも「一番遠くに届ける気持ち・星に向かって演奏する気持ちで!」って語るポピパの回答には希望に溢れてた。

まあなんだ、最高だったよ……

 

 

目的思考 vs 現在思考

最後に堅い話を少し。

 

今回、目的思考のオーナーと現在思考のポピパの衝突があった。

目的思考とはゴールから逆算して考えていく思考である。一方、現在思考はスタートからゴールに向かって考えていく思考だ。

ビジネスでは目的思考が良いとされる。目的達成のための要素だけを考え、その要素を着実に行えば目的が達成できるからだ。オーナーは「ライブは熱量をお客さんに届けるもの」だと思っているから、(現時点の技術で)熱量を与えられない配信ライブには否定的である。

これを崩したのがポピパだ。ポピパは現在思考である。ライブでできる可能性をできるだけ考え、納得のいくゴールを探していく。

 

オーナーは「プロのミュージシャンですら答えがわからない問題に生半可な気持ちや覚悟で挑むことはすべてのミュージシャンに対する冒とくである」とポピパに挑戦状を出した。ポピパにも考えてもらいたかったのだろう。

 

ライブの発展方程式(香澄のいう“ライブの成長”を記述できる式)が記述できればその構成要素と向き合うだけでいい。だが、現時点ではもちろん記述できていない(できていればプロが目的思考で最短距離で行っている)。だから香澄たちが得られたものは実践の一つに過ぎない。

けれども、そういった答えかもわからないものを変に脚色せずに“いま・ここ”としてあるがままに見せてくれたことは本当に誠実だなと思う。

式も解も定まっていない問題に対して闇雲に何かを得ようとしながら一定方向への道筋を探してくれたというところにポピパの現在思考の光がある。

 

ポピパの「とにかくやってみるのはどうかな?」という姿勢が本当に好き。目的思考の人間には「それ何の意味があるんですか?」と言われそうなんだけど、意味がわからなくてもやっていくという姿勢が良いと思うんですよ。やっていきが可能性を見つけてくれると信じている。

 

そもそも問題へのアプローチは、現象記述モデルから始まりゆくゆくは原理的な発展方程式への探求に向かうものだと思っているから、目的思考でゴールに達成できるというのは嘘だと思ってる。達成しているのではなく、可能性を排除しているだけだ。

昔からポピパが問題へのアプローチを嘘偽りなく表現して下さっているところに“地に足の着いたフィクション”を感じるから大好き。

 

 

 

 

*1:ところで、「うふふ」と「欲張り」ばかりの沙綾は何?笑