2018/10 ブログ

はてなブックマークで気になったブログ他を紹介

 

Vtuber騒動

maname.hatenablog.com

今回の騒動をまとめたブログを見つけたので紹介*1

 

世の中

blog.tinect.jp

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

人によって「何が正しくて何が正しくないか」という基準が違うのが当たり前なのだが,心の余裕がなくなっているのか,他人への理解が乏しいことがある.そんな時に他人をどこまで許容できるかor拒絶するかの線引きが益々重要になっている.

一つ目のブログ記事では,オタク趣味に対して実用性という物差しだけで否定されるのが嫌だという話で,もう一つのブログ記事では,その物差しが健康だったり道徳だったりすることへの違和感を訴えている.

 

ここで重要なのは,実用性とか健康とか道徳の物差しが悪いと言っているわけではない.一人で生きられる人であれば自分の物差しだけで生活していくことが可能だが,一人一人が社会の構成員である以上,社会に配慮して生きるのは当然で,(社会で一般的に認められている)共通の価値観を持つことは重要なことだ*2

しかし,その物差しだけでは視野が狭いことがある.物差しの違いで論点の相違を生むことがあるからだ.

 

だが,そもそも自分を認識するためには他人との差異を認識することが重要であるためその相違に気付くのは難しい.こういった読み物を読んで初めて分かることがある*3.日々認識をアップデートしなければいけないと感じる.沢山の物差しを持ちたいものだ.

 

ところで自分は悪いオタクなので,2つ目の記事を読んで,健康や道徳の価値観を根拠として提示すれば,人間に違和感なく自分の意見を浸透させることができると考えた.

「△△するってモラル違反だからさー、○○ってなんか感じ悪いよねー」 

 

ある種の最強の女子高生も新聞もよく使うテクニックだと驚いた.○○を否定することなく論点の異なる△△を持ち込んで○○の印象を悪くするテクニックだ.

なぜ△△が論点の異なるものと断言できるかといえば,この話者が言いたいことは「○○が嫌い」という感情的な主張であり,感情的な論に根拠はない.ところが,一般の人間の共通の価値観を根拠として提示することで,説得力があるように錯覚させることができるのだ.恐ろしい.

 

論理的に物事を考えるタイプの人間はこの手の論に辟易とするのだが,正論をズバズバ言ったところで理解されない.感情的に物事を考えるタイプのこの手の論法を論理的に理解し,適切に運用していくことが重要であると考えた.

 

デザイン

anond.hatelabo.jp

美的センスについての記事.前半はエンブレムについてで,これについては増田が言うようにセンスがないだけかもしれないしわからないので割愛.

後半でセブンコーヒーや車についてのデザインの話題になっているので軽く説明したい.これらの機械のデザインは,見た目だけでなく実用性を考慮したつくりをすることが重要で,それを込みでデザインと呼ぶ.セブンのコーヒーは大衆の使いやすさを無視した設計になっていたことが問題となっており,見た目の良し悪しは重要ではないということだ.

車については,流体力学の知見を活かして抵抗の少ない乗りやすい車を意図してデザインされている.分かりやすくいえば,「低燃費と見た目,あなたはどちらを優先しますか?」という問いに日本の消費者は低燃費を優先しているというただそれだけの話だ.見た目を優先したいなら外国の車を選択すればいい.もし日本車が良いと思うのであれば,無意識に見た目よりも乗り心地や低燃費に価値を感じているのだ

*1:自分の意見についてはこちらから

https://lativior381.hatenablog.com/entry/2018/10/11/012054

*2:むしろオタク側はもっと社会に配慮する必要がある.

*3:ブログを読むのが楽しい理由だ.