なりたい自分に近づいているだろうか、と問う。
自他否定で虚無虚無プリンな人生観でずっと生きてきた。結果的に、生きづらさのバケモノとなってしまった。
あの退屈な毎日は、私にとって無駄ではなかったことは間違いない。虚無的であったからこそ、あらゆる価値をフラットに測ることができた。自分が本当に望んでいた願望が浮かび上がり、生きづらさをより詳細に分析することもできた。
けれども、非生産的すぎるだろう。
虚無的な人生観で生きたところで、明日に何かあるわけでもない。物事がすべて灰色に見えるなら、明日も明後日もずっと灰色であるからだ。一生この身一つで生きづらさを抱える地獄を受け続ける。決まりきった人生。
なぜそんな修行をこれからも続けていかないといけないのだろう。私が私であるために、私を変えたい。
無限地獄から抜け出すためには、自他肯定へとストーリーを展開していくしかない。セルフネグレクトを拗らせ続け、自分の願望さえわからなくなっていた私が、それでも掲げた希望に向かって歩き続けるために、一歩ずつ一歩ずつ、明日を自らの手で切り開いていく。
趣味で資格勉強を始めた。
誰かに指図されたわけではなく、なりたい自分になるために勉強をする。自分のために努力することがこんなにも辛いことだと思わなかった。苦しいなあ!!!!!
自分がいかに自己研鑽できなくなってしまったのかと愕然とした。それでも、着実に理想へと歩み続ける。なりたい自分になるために。